継手部のモルタルは振動や揺れなどでクラックが入るとそこが水みちとなって漏水を起こします。
この漏水が工事の障害となる懸念が高い、また護岸工事など超長期にわたり地下水の移動、
吸出しの発生を防ぎたい…
そんな現場にはビッグ30 T57の使用が向いています。
ポリエステルメッシュ袋に顆粒状ベントナイトを充填した棒状
120mm(直径)×800mm(長さ)
重さ(1本あたり)3,000g
膨潤能力:10ml/2gr以上
耐水圧:490kPa以上
透水係数:1×10‐8m/sec以下
鋼管矢板の締め切り工事では、工事期間中、工事の後も確実な止水が求められます。従来工法で排土・モルタル充填の後にモルタルにクラックが入り、漏水のトラブルが起きるケースがあります。T57を先行する継ぎ手部に充填すると、継ぎ手部の振動、揺れにも追随し、クラックがはいりません。モルタルのクラック発生、漏水の発生をビッグ30T57が解決します。
継手部で漏水が発生する場合の水みち(x→y)
先行する雌の継ぎ手部に充填されたビッグ30T57は、後行の雄の継ぎ手部で破られ、継ぎ手部の2,3室全体がベントナイトの止水壁になります。 ベントナイトは、地下水と反応してゲル化し、継ぎ手部を充満します。 背面から侵入する地下水は、図のxからyへの継ぎ手部全体のベントナイトの筒を通過できず、止水効果を長期にわたり発揮します。